2007年09月09日

スルー・ザ・パスト・ダークリー

まずは前回の記事の訂正。
「ダイレクト・カッティング」の記述があったが誤用により訂正した(本来の意味はこちら)。

さて、前回の記事で取り上げた手塚さん。
その手塚さんがカッティングしたレコードが届いた。
ストーンズの「スルー・ザ・パスト・ダークリー」(US盤仕様)。
Universalから先月発売された名盤LP100選の中の一枚。
同種の企画は国内他社でも最近行なってはいるが、タイトル数の多さでは今回の企画が随一だろう。

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いつの間にか俺の手元には4枚の「スルー〜」が。

070909_02_RS.jpg

まずCD。
左が89年発売。これのみ英盤仕様。ジャケは八角形ではない。
隣が06年発売の紙ジャケ。02年リマスターのCD層と同一。
左のレコードはセカンドプレス以降と思われるUS盤。
で、右が今回手に入れたレコード。

音の方だが、今回のレコードのマスターは、02年リマスターと同じであろうDSDマスターとなっており、非常に鮮度の高い音が聴ける。
また、元のマスターの音を出来るだけそのままレコードに刻みたいという意向のようで、クセのない音質でレンジもとても広い。なおかつCDでなくレコードという媒体に乗せたことで、CDだと賑やかに鳴る部分が若干おとなしく聞こえるがその分押し出しが強い音が楽しめる。

それに対し元を辿れば同じマスターのUS盤は、今回のレコードと比べるとレンジが幾分狭く、それを補うようにイコライジング等の処理を施しているのがより分かりやすい。
その影響なのか、例えば1曲目の「Paint it black」だが、終盤のビルのBassがグリッサンドにて唸りを上げる様はUS盤の方がスリリングに聞こえる。

個人的にはUS盤の音の方がストーンズらしさを感じる。
02年リマスターの音は何と言うか上品に聞こえてしまうことがあって、居心地悪い感じになったりするのだ。
まあ、ここら辺は個人の好みもあるので。

さて外観。
89年CD以外は八角形の変形ジャケである。
紙ジャケCD/今回のレコードで特徴的なのが八角形にするために落とされた四隅の切り口の処理である。

070909_03_RS.jpg

写真のように、四隅には始めは部材が残っていて後で落としやすいように切り込みが入っていて、そして不要な部材を落とした後は四隅に部材が存在した痕跡が残る。(写真の赤丸部分)
これがオリジナルのジャケの仕様で、セカンドプレス以降の手持ちのUS盤では四隅の切り落とし部分は綺麗に裁断されている。

今回の名盤LP100選、第1弾ということで、第2弾は10月に発売予定となっている。
Universalの公式HPでは、完全限定生産につき第2弾の予約も既に締め切っているとあるが、オンラインや店頭でまだ予約を受け付けているところもあるようだし、第1弾のレコードを店頭に置いている店だってある。
その第2弾についてストーンズ関連は2枚。ベガーズとレット・イット・ブリード。
俺は既に予約済だが、ベガーズはオリジナル盤を持ってないのにレコードではこれで4枚目になる。ABKCOのDSDマスター盤もあるので、これも聴き比べの予定。
posted by ton-goo at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | レコード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする